欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、世界経済における「歴史的な大型ショック」およびその価格への影響は対処が困難であり、政策当局者には柔軟性が求められると述べた。
クノット氏は28日の講演で、世界の通商の枠組みは極めて不確実であるだけなく、現在の変化に経済がどのよう反応するかも不明確だとの見方を示した。また、短期的には成長とインフレは下振れリスクが優勢だが、ECBの政策にとって重要なそれ以降の見通しは「より不透明」だと述べた。
同氏は「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時のように家計と企業が現在のショックにどう対応するか大きな不確実性がある」と指摘。「われわれは再び、需要・供給ショックが悪化する組み合わせに直面しており、それに伴うインフレ動向が重大な問題を引き起こす可能性がある」と続けた。
原題:ECB’s Knot Says Inflation May Cause Considerable Challenges
(抜粋)