チェーンソーで殺人未遂罪に問われた女に懲役6年求刑 弁護側「別人格の犯行」で無罪主張

社会 産経新聞 2025年05月28日 18:22
チェーンソーで殺人未遂罪に問われた女に懲役6年求刑 弁護側「別人格の犯行」で無罪主張

交際していた男性の首をチェーンソーで切断して殺害しようとしたとして、殺人未遂罪に問われた女(23)に対する裁判員裁判は28日、東京地裁(福家康史裁判長)で論告求刑公判が開かれ、検察側は懲役6年を求刑して結審した。判決は来月3日。

検察側は論告で、被告が凶器のチェーンソーを事前に購入して試し切りをしていたことや、被害者の通報を防ぐため、犯行直前に被害者の電話などを隠したことに触れ、「目的達成のため事前に計画を立て、合理的に行動した」と指摘。「被告の精神障害が犯行に与えた影響は著しいとはいえず、完全な責任能力があった」と主張した。

一方、弁護側は、被告の記憶能力に問題がないのに、過去の出来事の記憶が一部ないことや、精神科医の鑑定結果などを踏まえ、「制御できない別人格による犯行」として無罪を主張。責任能力が認められた場合でも、「執行猶予付きの判決とすべき」とした。

被告は最終意見陳述で、「被害者には怖い思いをさせ、被害者以外も巻き込み迷惑をかけた。申し訳ないと思う」と反省の弁を述べた。

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