PSYCHIC FEVER・小波津志 インタビュー・ロングバージョン(2)

スポーツ スポーツ報知 2025年05月29日 12:00
PSYCHIC FEVER・小波津志 インタビュー・ロングバージョン(2)

 7人組ダンス&ボーカルグループのPSYCHIC FEVER(サイキック・フィーバー、PCF)のEP「PSYCHIC FILE 3」が6月18日に発売される。ワーナー・ミュージック移籍第1弾作品で、ボーカルの小波津志(こはつ・こころ、24)は「移籍はグローバルでの活躍を考えたもの」と話した。「Just Like Dat feat.JP THE WAVY」の世界的なヒットを受けて実現したUSツアーには「改めて楽曲のパワーを感じた。次なるヒットが大事になる」とも。6月からのツアーやATSUSHI(45)との共演の話も聞いた。(ペン・国分 敦)

 2月にはニューヨークを始め、全米6都市を回るUSツアーに臨んだ。念願だった海外ツアーだったが、話を聞いた時には半信半疑だったそうだ。

 「去年の夏ぐらいにお話をいただきました。もちろんうれしさもあったんですけど、ちょっと疑いもありつつって感じでした。これまでも『(ツアーを)やる』となって、なくなったことも多かったので『本当に行けるかな』って(笑)。でも日にちが迫ってくると『やっぱりやるんだ』って気合も入ってきました。何せ自分にとって“アメリカ行き”は念願でしたから。中1の時に『グローバル・ジャパン・チャレンジ』(才能ある子供たちを米国・ニューヨークへ留学させるプロジェクト)の最終審査で落選しているんで・・・。留学先だったニューヨークに降り立った時はちょっと感慨深かったです(笑)」

 ツアーは首都・ワシントンからスタートした。昨年リリースした「Just Like Dat feat.JP THE WAVY」はTikTokの総再生回数で2億6000万回を突破。このバイラルヒットがPCFを世界のステージに押し上げたが、ライブを通して楽曲のパワーを改めて感じたそうだ。

 「ライブには結構いろんな方がきてくれて『こんなにも僕たちのこと知ってくださっているのか』ってびっくりしました。僕らはタイを中心にアジアでも活動してきましたが、なんていっても『Just Like―』を起点に、PCFの知名度が広がったおかげです。この作品があったからこそUSツアーもできましたから。お客さんの反応を見ても、自分たちのターニングポイントになった楽曲だって改めて感じました」

 ツアーでは手応えを感じる一方で、今後に向けて課題も見つかったようだ。

 「このツアーでは全体的に僕らの力を出し切った感はあります。でも今、ボーイズグループがたくさんいる中で、自分たちの個性をどう出していくか。自分たちの軸と自分たちの個性をどう出していくのかが大事で、常に追求心を持ちつつ、どこかで飛び抜けないといけないと思っています。『Just Like―』がバズった分、『次をバズらせないといけない』と強く感じました」

 ツアーを通して心残りもあったそうだ。

 「グループとしては『やっとアメリカのステージに立てる。かましてやろう』って緊張よりもワクワクした気持ちの方が強かったと思います。でも僕はちょっと違った思いもあって・・・。それはパフォーマンスに対することじゃなくてMCです。英語がちょっと苦手な部分があって、『うまく伝えられるかな』ってずっと心配でした。ツアー前もツアー中も・・・。英語をしゃべると何か緊張しちゃうんで、MCのことで頭がいっぱいになっていました。タイ語だったら大丈夫なんですけどね。ステージでちゃんとできたか、今でも不安です。英語を勉強しなきゃいけないって痛感しています(笑)」

 7月からはアメリカとヨーロッパでファンミーティングツアーが控えている。

 「ライブでは自分たちの楽曲を披露しますが、ファンミはパフォーマンスもありつつもトークや質問コーナー、一緒にゲームもしたりでファンのみなさんとの交流が多いです。だから英語できないと困るんです(笑)。今回はヨーロッパも回るんで、今、英語以外にフランス語やスペイン語とかつまみながら学んでいます。現地語であいさつしたり、盛り上げの時にしゃべったりするので。アメリカ行くと元気になるのはジミー君とイーサですね。2人はタイの武者修行期間に英語を勉強していましたから。僕はその間、タイ語を磨いていました。今月末には台北でファンミがありますが、北京語は(中西)椋雅君が勉強しているのでお任せするんですが、MCでは自分がしゃべることが多いので頑張ります」

 タイを始めアジア各国、欧米でも数々のステージを経験しているが、各国のファン気質に違いはあるのだろうか・・・。

 「割と全世界が一緒で、日本だけがちょっと違う気がします。日本以外はめっちゃくちゃ“熱狂的”っていう表現が正しいのかな~。とにかくレスポンスがすごくて、一緒に歌ったり踊ったりっていうのが共通しています。で、日本のファンの方はじっくり聴くみたいな感じがします。僕たちも初めてタイに行かせていただいた時、日本でやっていたスタイルで臨んだらお客さんに全然刺さらなくて、そこでいろいろ試行錯誤しました。いろんな所でステージに立たせてもらって、日本特有のカルチャーも感じています」

 セットリストも日本用や海外バージョンなど、様々なステージパターンを用意しているそうだ。

 「日本でやる時のセトリとかは感覚で分かりますし、海外とかアウェーとかでもパターンは分けています。あとMCの尺やビートボックスをやるかやらないかとか。ビートボックスは日本でも海外でも鉄板ですね。MCも状況によって変わって、盛り上がってないと感じたら、最近はお客さんにレスポンスを求めるようにしたりしています。そこはちょっと場慣れしてきました(笑)」(明日に続く)

 ◆小波津 志(こはつ・こころ)2000年11月9日、沖縄県出身。24歳。5歳からダンスを始め、中学1年の時に「グローバル・ジャパン・チャレンジ」の最終審査で落選するも、実力が認められてEXPG沖縄に入校。19年にPSYCHIC FEVERのメンバーに選ばれて22年にメジャーデビュー。昨年、日テレ系「オクトー~感情捜査官 心野朱梨~Season2」で本格的に俳優デビューを果たす。タイ語は上級者。身長170センチ、血液型O。

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