第74回独立書展 墨色の濃淡に成果と表現

文化・エンタメ 毎日新聞 2026年01月15日 15:01

 第74回独立書展(18日まで、東京・六本木の国立新美術館)は、学書の成果と表現への取り組みについて考えさせられるだろう。運筆の鍛錬と思いの発露との関係の困難さと言い換えてもいい。

 墨色について定評のある団体だから、それに沿って考えてみた。

 淡墨系。筆の落ち着いた動きから激しいけれんまで実にさまざまな作が並ぶ。

 仲川恭司さん「宇宙澄寂」=写真[1]▽柴山抱海さん「雲中」▽高野早苗さん「登攀」=同[2]▽澤江抱石さん「尋」▽松嶋碧山さん「騰」▽岩嶋巖峰さん「天邊」▽山中翠谷さん「居敬」=同[3]▽横山夕葉さん「礎」=同[4]▽松尾鴻さん「一華開五葉」など、深い思いが放射するものから、運筆の書技に酔わされる作まで表情はさまざま。

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