最高裁判事に就任した弁護士出身の阿多(あた)博文氏(65)が2日、最高裁で記者会見し、司法分野でデジタル化が進んでいることについて、「充実した審理と適正かつ迅速な裁判を実現し、国民の裁判への関心が高まることを期待する」と述べた。
阿多氏は弁護士として、企業法務などの民事事件を手がけた。日本弁護士連合会の司法制度調査会委員長や同志社大法科大学院客員教授を務めたほか、民事訴訟のIT化や株券電子化の立法に携わった。
会見では、元最高裁判事の色川幸太郎弁護士から弁護士としての心構えを学んだことを紹介。「冷静かつ着実に事件や案件に臨むよう心掛けてきたので、最高裁判事としてもこの言葉を支えとして向き合いたい」と抱負を語った。