アルペンスキー男子座位の森井が、諦めない姿勢を見せた。2006年トリノ・パラから22年北京パラまでの5大会連続メダリストは、ここまで苦戦が続き複合の5位が最高。「攻めて攻めるしかない」との言葉通り、最終種目の回転でメダルを目指し力強く滑走した。
コースは昨春に練習した時より起伏が大きく、ジャンプ地点が増えた。「過去のパラで一番難しい」と森井。今大会に向けて開発したチェアスキーの動きが良く、高速系種目への手応えを持って臨んだが、スーパー大回転ではパラリンピックで自身初の2桁順位となる11位と不本意な結果に。45歳のベテランは「自分の滑りをさせてもらえない」と吐露していた。
何とかコースに適応しようと、大会中もマシンや板の調整を続ける。パラアルペンで10個のメダルを獲得した大日方邦子・日本選手団団長が、「探究心があるのは素晴らしい」と少しあきれ笑いを浮かべるほどの熱意を前面に出し、果敢に挑んだ。(時事)