大阪府和泉市の集合住宅一室で女性2人の遺体が見つかった事件で、大阪府警は9日、司法解剖の結果、2人は首を刺されたことによる失血死だったと明らかにした。2人は首や背中など複数カ所を刺されており、府警は殺人事件と断定。和泉署に捜査本部を設置して捜査を進める。
捜査本部によると、死亡したのは現場の部屋で2人で暮らす職業不詳、村上和子さん(76)と長女で社会福祉士の裕加(ゆか)さん(41)と判明した。
司法解剖の結果、2人は首や頭部、背中を中心に刃物傷があり、身を守る際にできる傷も確認された。裕加さんのほおには殴られた痕もあった。2人とも8日午前4時ごろに死亡したと推定され、寝間着姿だった。発見時、玄関は無施錠で、室内から血の付いた刃物などは見つかっていないという。
8日午後0時半ごろ、2人の親族から「血を流した人がいる」と110番があった。和子さんはリビングで、裕加さんは台所で血を流して倒れており、その場で死亡が確認された。通報した親族は、裕加さんの職場から「出勤していない」と連絡を受けて安否確認のために現場を訪れていた。
現場はJR阪和線信太山駅から東へ約1・7キロの団地。同じ団地に住む70代女性は「2人ともいつも明るくていい人。決して人から恨みを買うような人たちではない。このような状況になり残念で驚いている」と話していた。