【イスタンブール時事】イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師の名で出された声明が9日、米国との停戦合意後初めて公表された。イランが事実上封鎖する原油輸送の要衝ホルムズ海峡について「管理を新たな段階に移す」と述べ、通航制限による海峡の「支配権」を強める方針を示唆。米国に対しては「全ての損害の賠償と殉教者が流した血の代償を必ず求める」と表明した。
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声明では、米イスラエルの軍事作戦を「最も重大な犯罪の一つ」と批判しつつ、「イランは絶対的勝者になった」と主張した。また、「偉大な指導者(前最高指導者アリ・ハメネイ師)や全殉教者の復讐(ふくしゅう)への固い決意は心に残り続ける。われわれを攻撃した侵略者を見逃さない」として、米イスラエルとの対決姿勢を鮮明にした。
イランが報復の一環として攻撃対象にしていた周辺国に向けては「あなた方を侮辱する傲慢(ごうまん)な国々と決別すべきだ」と訴えた。ペルシャ湾岸の米軍基地の閉鎖を含め、米国との関係見直しを求めたとみられる。
モジタバ師は先月8日の選出以降、公の場に姿を見せていない。今回の声明も肉声ではなく、国営メディアで代読された。