【北京=三塚聖平】中国外務省の毛寧報道官は10日の記者会見で、日本が外交青書で中国について「重要な隣国」に表現を後退させたことに関し、現在の日中関係悪化は高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁に「根本原因がある」と非難した。外交青書の表現変更について直接的な論評は行わなかった。
毛氏は、高市首相の国会答弁について「台湾に関する誤った議論」だと改めて主張した。答弁が「信義に背き、中日関係の政治的基礎を損なう」ほか、「戦後の国際秩序への挑戦」だと批判。日本側に対し「自らの過ちを反省して誤りを正し、中日関係の政治的基礎を実際の行動で守る」ことを求めた。
茂木敏充外相は10日の閣議で2026年版外交青書を報告した。25年版で「最も重要な2国間関係」としていた中国に関する表現を「重要な隣国」に変更した。