スタイルを貫き、広島がトンネルを抜けた。先制された直後の反撃でPK戦に持ち込み、連敗を4でストップ。ガウル監督は「選手たちのパフォーマンスに誇りを持っている」と語った。
前半からボールを支配したものの、後半26分に速攻を受けて失点。だがその3分後、右サイドを起点に素早くパスを回し、木下がクロスのこぼれ球に詰めて追い付いた。PK戦で最後のキッカーを務めた木下は「次は勝ち点3を」と言いつつ、「一つの山を越えた」と胸をなで下ろした。
今年から指揮を執るガウル監督は攻撃的なパスサッカーを目指すが、直近の約1カ月は昨季J1で最少失点の守備が安定せず、黒星が続いた。「自分たちがやろうとしているサッカーを貫くのか、結果にフォーカスするのか、難しかった」とGK大迫。修正を重ねながら攻め続け、失点の場面以外はほとんど相手に好機をつくらせなかった。
優勝争いの常連となったチームは過渡期にある。大迫は「まだまだ課題だらけ。試合をこなしながら、一番いい形を見つけていく必要がある」。この試合で得た手応えを、次につなげていく。