「企業は責任の所在あいまいにする」 法人の「組織罰」創設求める遺族らが東京で集会

社会 産経新聞 2026年04月11日 19:48
「企業は責任の所在あいまいにする」 法人の「組織罰」創設求める遺族らが東京で集会

乗客106人と運転士が死亡した平成17年のJR福知山線脱線事故から25日で21年となるのを前に、事故を起こした法人の刑事責任を問う「組織罰」の導入を求める遺族らが11日、東京都内で集会を開いた=写真。

「組織罰を実現する会」が主催し、約100人が参加。脱線事故で長女を亡くした大森重美さん(77)は、JR西日本の懲罰的な社員指導など、安全を軽視する姿勢が事故の背景にあったと指摘。旧経営陣が業務上過失致死傷罪に問われたものの、いずれも無罪になったことに「今の法律では組織事故が裁けない。法曹界の改革が必要だ」と訴えた。

24年の中央自動車道笹子トンネル天井板崩落事故で長女を亡くした松本邦夫さん(75)は、「組織罰がないと企業は責任の所在をあいまいにする。悲しみを抱く人を出さないためにも、組織罰の実現を願う」と語った。(西浦健登)

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