平成28年4月の熊本地震から10年となるのを前に、震度7を2回記録し、災害関連死を含め45人が亡くなった熊本県益城町で12日、町主催の追悼式が開かれた。母を亡くした松野良子さん(69)が遺族代表として「地震を風化させず伝えなければいけない。伝承が私たちの役目だ」と述べた。
熊本県の木村敬知事は「町と共に住まい再建の支援を続けていく」と話した。西村博則町長は「災害に強い町づくりを進めなければいけない」と訴えた。
益城町では住家約6200棟が全半壊し、家屋の約98%が被災した。熊本地震では倒壊家屋が道路をふさぎ、救助活動に支障が出たことから、県は復興事業として益城町などで県道熊本高森線の4車線化を進め、先月全線が開通した。
災害関連死で妻を亡くした参列者の久保征明さん(83)=同県水俣市=は「妻に会いに来た。元気な益城町になってほしい」と話した。