トランプ米大統領=11日、ワシントン(EPA時事)
【ワシントン時事】トランプ米大統領は12日、イランが事実上封鎖する原油輸送の要衝ホルムズ海峡に敷設された機雷の除去作業を開始すると表明した。米海軍の駆逐艦は11日に海峡を通過。トランプ氏は「遠くないうちに海峡の利用が可能となる」との見通しを示した。
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FOXニュースとのインタビューやSNSで明らかにした。2月末の対イラン攻撃開始後、米艦のホルムズ海峡通過が確認されたのは初めて。駆逐艦は海峡を通航し、ペルシャ湾で活動した。米軍は「完全に(機雷が)除去されていることを確実にする広範な任務の一環」と説明した。トランプ氏によると、機雷除去のため、英国を含む複数の国が掃海艇を派遣する見通し。
トランプ氏は原油供給の安定化を目指している。4月12日にホルムズ海峡を「封鎖」すると宣言したが、イランの港湾を出入りする船舶以外は船籍を問わず海峡の通航を容認する意向とみられる。しかし、イランに通航料を支払うことは認めないと明言。支払った船舶を捜索し、拿捕(だほ)するよう海軍に指示した。トランプ氏は「イランが違法行為である恐喝から利益を得ることは許されない」と強調した。