「協力は独立自主の道を歩む実力を強める」 習氏、スペイン首相に連携強化を呼びかけ

国際 産経新聞 2026年04月14日 17:41
「協力は独立自主の道を歩む実力を強める」 習氏、スペイン首相に連携強化を呼びかけ

【北京=三塚聖平】中国の習近平国家主席は14日、訪中したスペインのサンチェス首相と北京の人民大会堂で会談した。中国外務省によると、習氏は会談で、両国関係について「協力の深化は両国人民の利益や時代の大勢に合致し、双方が独立自主の道を歩む実力と自信を強める」と述べ、意思疎通や相互信頼、協力を強化することを呼びかけた。

両首脳は、貿易分野などにおける関係強化や、「多国間主義」を守ることで一致した。名指しは避けたが、イランを攻撃したトランプ米政権を念頭に置いているとみられる。

習氏は「現在の世界は無秩序な状態が続き、正当な道理と強権との競争に直面している」との認識を示した。両国が「原則」や「道義」を重んじる国だと強調し、スペイン側に「世界が弱肉強食のジャングルの法則に逆戻りすることに反対し、真の多国間主義を共に守る」ことを求めた。

中国外務省によると、サンチェス氏は「複雑で緊迫する国際情勢と頻発する紛争に直面する中、多国間主義を堅持し、多極化した世界を推進することによってのみ人類に永続的な平和をもたらすことができる」と強調した。「新冷戦」とデカップリング(切り離し)に反対し、欧州が中国と意思疎通や協力を強化することを支援するとの考えを示した。貿易摩擦などを巡り緊張している欧州連合(EU)と中国との関係改善を支持した形だ。

サンチェス氏は、スペインが「一つの中国」原則を順守することや、中国の「大国の立場」を重視するとも述べたという。

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