西武信用金庫(東京都中野区)は28日、福祉や医療、脱炭素といった社会課題の解決に取り組むスタートアップ(新興企業)に投資する「ソーシャルインパクトファンド」を新設したと発表した。子会社の西武しんきんキャピタルが運用するファンドに、キャピタルゲイン(株式などの値上がり益)の獲得を目指す従来の投資とは別枠で3億円を設定した。
西武信用金庫の高橋一朗理事長(右)と西武しんきんキャピタルの宇佐美大典社長=東京都中野区で
高橋一朗理事長は「(社会課題解決ビジネスには)お金が回りにくいのが現状。われわれも地域の一員として先陣を切り、融資ではなく投資という新たな資金提供で活動を応援したい」と述べた。
当面は1社当たり300万~500万円の投資を想定しているという。西武しんきんキャピタルの宇佐美大典社長は「社会的リターンを期待して、地域の課題を解決する実行力を評価する。成果も公表していく」と語った。(石川修巳)