<華宝塚>自由奔放さと優しさと 月組・海乃美月

文化・エンタメ 東京新聞 2023年11月09日 07:51
<華宝塚>自由奔放さと優しさと 月組・海乃美月

 東西に分かれていた時代のドイツが舞台の月組公演「フリューゲル-君がくれた翼-」(19日まで、東京宝塚劇場)で、東独の軍人ヨナス(月城(つきしろ)かなと)と恋に落ちる西独のスター・ナディア役。ビールを飲めば、たばこも吸う、宝塚歌劇団の娘役ではあまり見ないタイプの女性を演じている。

 「自由奔放なある意味かわいらしい部分と、性格のきつさのバランスをどう取るのかに悩んだ」と明かす。通し稽古を重ね、彼女がヨナスら東独の人と出会って成長するのだと実感し、「芯にある優しさや女性らしさは後半に見せていけばいい」と考えた。

 2回あるコンサートの場面は「客席に照明が当たって本当にコンサート会場みたい。すごく楽しい」。1回目と2回目で彼女の歌がどう変化するかがポイントだ。しぐさは日本のアイドル、スタンドマイクの扱いは男性アーティストを研究して身に付けた。

 江戸時代から令和までの東京を活写するショー「万華鏡(ばんかきょう)百景色」では花魁(おいらん)になり、月城演じる花火師と輪廻(りんね)転生を繰り返していく。

 「ショーというより芝居。せりふなしに踊りで見せるのが難しい」と、今も試行錯誤を続ける。

 来年7月の退団を発表したが「あまり変化がなくて」と笑う。「コンディションに合わせてその日のベストを尽くすことだけ考えて、毎日生きている」 (石原真樹)

●● 三つの質問 ●●

 (1)最近ハマっていることは?

 -ネコのルナがどうやったら楽しく過ごせるか考えること。お見送りやお出迎えもしてくれて、かわいくてかわいくて。

 (2)大切にしている言葉や、座右の銘は?

 -「今自分ができる全力を尽くそう」。“ここまで頑張ろう”と線引きせずに、その日のベストを尽くす。ベストを更新できれば良いし、キープでとどまっても成長はできる。

 (3)続けている健康法は?

 -朝、乳酸菌飲料を飲む。オーガニックや無添加の食べ物にも敏感です。

<うみの・みつき>

(1)出身地=富山県氷見市

(2)出身校=氷見市立北部中学

(3)入団年=2011年

(4)愛称=うみ、くらげ

(5)趣味=舞台・映画観賞、油絵

(6)好きな食べ物=白米、スイーツ

 ※2024年1月17~31日の月組公演「G.O.A.T」(大阪・梅田芸術劇場メインホール)に出演予定。

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