老朽化に伴う建て替えのため、令和5年10月に閉場したままとなっている国立劇場(東京都千代田区)について、日本舞踊協会は30日、1日も早い再開場を求め全国から集まった署名約6万5千筆を、石破茂首相に提出した。
署名提出には、京舞井上流五世家元で人間国宝の井上八千代さんら、伝統芸能の殿堂だった国立劇場で活躍してきた実演家らが参加。井上さんが裏方も含め疲弊している現状を説明し、「1日も早く再開しますよう、皆の声です」と訴えると、石破首相は「国立劇場がないのは残念で、1日も早く再開するのが国家の責任だ」と答えた。
国立劇場は11年度の再開場が予定されていたが、世界的な資材高騰などの影響で入札が2度不調に終わり、再開場の見通しは立っていない。