楽天市場、今夏のトレンドは軽量の暑さ対策グッズ 気化熱方式のハンディーファンなど注目

経済 産経新聞 2025年05月28日 19:55
楽天市場、今夏のトレンドは軽量の暑さ対策グッズ 気化熱方式のハンディーファンなど注目

楽天グループは28日、インターネット通販「楽天市場」の購買データや消費者へのアンケートを基に予測する今夏のトレンド商品を発表した。昨夏を上回るような酷暑も見込まれることから、機能性と価格の手ごろさに加え、よりコンパクトな暑さ対策グッズへの関心が高まると指摘。また、価格高騰が続くコメに代わる食材として、海外の主食でもある米粉麺やパスタなどの需要が伸びると見込んでいる。

楽天市場では「ハンディーファン」と呼ばれる携帯扇風機、日傘、首に掛けて冷やす「ネッククーラー」の3つが暑さ対策の定番商品で、このうちネッククーラーの2024年の流通額は前年の約2・5倍になったという。携帯のしやすさが人気を呼ぶポイントの一つで、今夏は「より軽量でコンパクトなもの」が売れ筋になると予測している。

同社によると、機能性を高めた商品の一例が、ボタンを押すと霧(ミスト)が噴き出す携帯扇風機。水分が蒸発する際に周辺の熱を奪う「気化熱」の仕組みを利用し、ファンの風で霧の気化を促して肌の温度を急速に冷やせるという。電池を除いて65グラムという軽さも特長の一つだ。このほか、軽量な150グラムの日傘や、水を含ませるだけで冷たさが約20時間持つというネッククーラーも注目の商品で、伸縮してコンパクトになる首掛け扇風機も人気になりそうという。

多様化が進む携帯扇風機は定番化してきたモバイルバッテリー付きのほか、ファン機能付きのペンやリュック、弁当の冷却用、上に乗ると足元から自動的に風が吹き上がる体重計のようなファンなどユニークな商品も登場し、関連商品のすそ野が広がっている。

一方、冷房による「夏冷え」対策として、体を温める商品の需要が昨夏に続いて今夏も伸びると予想。シルク製の腹巻きやレッグウォーマー、溶かして飲むしょうがの粉末商品などが関心を集めそうだという。

20~60代の男女1000人を対象に、同社が5月に実施したアンケートによると、暑さ対策グッズの購入予定者は22%で、「よい商品があれば検討したい」(50%)と合わせると、7割強が購入を予定・検討している。楽天市場では暑さ対策に関連する商品の流通額は2024年に前年の約1・5倍に拡大しており、今夏は関連商品の取り扱い商品を前年の約30万点から約40万点に拡充。同社の担当者は「夏を快適にすごす商品を豊富に用意している」とアピールする。

このほか、コメや野菜などの価格高騰が続く中で、楽天市場では海外各国の主食に位置づけられる米粉麺やジャスミンライス、パスタなどの食材の人気が高まっており、今後も「コメ代替食」の需要は高まると予想。「主食のバリエーションがさらに拡大し、新しい食の楽しみ方が広がる」としている。(村山雅弥)

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