米連邦準備制度理事会(FRB)は28日、5月上旬に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表した。参加者は、インフレと失業率の上昇リスクが高まっていると分析。一方、足元の米経済は堅調だとし、利下げなど金融政策の判断は見通しがより明確になるまで、様子を見る考えで一致した。
5月会合では、主要政策金利を3会合連続で維持することを決めた。パウエル議長は会合後の記者会見で、米政権の高関税策の影響を見極めるため、早期の利下げに慎重な考えを強調していた。
議事録によると、参加者は、経済見通しに関する不確実性が異常に高まっているとの認識を示した。インフレが予想以上に継続する可能性にも、ほぼ全員が言及した。
高インフレには、景気を冷ます作用がある金融引き締めが有効とされる。参加者は、同時に経済と雇用情勢の悪化も見込まれれば、難しい選択のジレンマに直面する可能性があると指摘した。(共同)