ミラノ・コルティナ冬季五輪に臨む日本選手団の結団式と壮行会が18日、千葉県船橋市内で行われ、伊東秀仁団長は結団式で「チームジャパンとしての責任と誇りを胸に、最後まで全力を尽くす」と決意を語った。
選手らは壮行会で、観客約6千人からエールを送られた。前回大会は新型コロナウイルスの影響により、応援を直接受ける機会は少なかった。フィギュアスケート女子の坂本花織(シスメックス)は「さらに頑張っていこうという気持ちが高まった」と感謝した。
日本選手団は18日現在でフィギュアスケートやスピードスケート、アイスホッケーなど選手計63人。スノーボードやノルディックスキーなどは今後正式に決まる。
日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長は、かねて「過去最高水準のメダル獲得」と目標を掲げてきた。実際、冬季大会最多のメダル18個を獲得した前回北京五輪を上回る可能性は十分。多くの種目で日本初の偉業達成も期待される。
スピードスケート女子の高木美帆(TOKIOインカラミ)は1500メートルの金メダル獲得に照準を合わせるが、1000メートルでは冬季五輪で日本女子初の五輪連覇がかかる。フィギュアスケートのペアは三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が世界王者として日本勢初の表彰台を見据える。
1972年札幌五輪スキー・ジャンプ70メートル級(現ノーマルヒル)の「日の丸飛行隊」以来となる表彰台独占の可能性があるのは、スノーボードの男子ハーフパイプ。前回金メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)を筆頭に、平野流佳(INPEX)、戸塚優斗(ヨネックス)と頂点を狙える実力者がそろう。
昨年の世界選手権で表彰台を独占したスノーボード女子ビッグエアは、五輪で再現なるか。女子パラレル大回転の三木つばき(浜松いわた信用金庫)もスノーボード日本女子初の頂点を視界にとらえる。
ノルディックスキー・ジャンプは女子の丸山希(北野建設)が今季のワールドカップ個人戦で開幕からの3連勝を含む5勝を挙げるなど好調。前回大会から採用された混合団体も、日本は金メダル候補として乗り込む。
今大会の特徴は複数都市での分散開催。関係団体と連携し、栄養やコンディション面で選手をサポートするJOCの役割も大きい。伊東団長は「強い結束力を持ち、大会に臨んでいく」と覚悟を示した。(久保まりな)