3月に開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を巡り、1次リーグA組に入っているプエルトリコが、出場の撤退を検討していると複数の米メディアが報じた。保険の許可が下りない選手が続出しているためで、一部の米メディアでは、プエルトリコが撤退した場合に大会全体の価値が下がることを懸念する声が上がっている。
米紙USAトゥデー(電子版)は「保険の関係で選手が加われないことから、プエルトリコがWBCからの撤退を検討」といった見出しで撤退の可能性を報じた。
米大リーグ機構(MLB)ではロースターの選手たちに対し、WBCで負傷した際に備えて保険の加入が義務付けられている。記事によると、昨季31本塁打をマークしたリンドア(メッツ)をはじめ、コレア(アストロズ)、ベリオス(ブルージェイズ)などといったプエルトリコ出身の大物選手たちの保険の許可が下りなかったといい、「問題の多くは過去の故障歴に起因している」と指摘した。
米スポーツメディアのスポーティングニュースもプエルトリコの撤退の可能性を報道。「出場を認められない選手が増えるほど、大会の質は低下していく」とした上で、「(プエルトリコが)撤退すれば、大会全体への警鐘となるだろう」と懸念を示した。
WBCでプエルトリコは2013年、17年の大会で準優勝するなど、中南米の強豪国。今回のWBCではキューバ、カナダ、パナマ、コロンビアと同じA組に入っている。