2024年元日の能登半島地震で深刻な被害に見舞われた石川県輪島市で1日、新たに設置されたガス灯の点灯式があった。1995年の阪神大震災の犠牲者を追悼するために神戸市の東遊園地でともされているガス灯「1・17希望の灯(あか)り」の火が分灯されて輪島市まで運ばれ、ともされた。
能登半島地震発生の直後から輪島市町野町の曽々木地区に入って支援を続けてきた、神戸市のNPO法人「阪神淡路大震災1・17希望の灯り(HANDS)」が、分灯を企画した。
ガス灯を地区内の海岸沿いに設置するため、地元の住民らとも協議を重ねながらクラウドファンディングなどで支援を募っていた。設置後、ガス灯は輪島市に寄贈したという。
地区で自治会長を務める刀祢聡(とねさとし)さん(69)は「今後はこの場所で追悼の行事ができればと思う。あかりを見て、災害の記憶や思いをつないでいくことができれば」と話した。【岩本一希】