工事が全面停止、放置された橋脚の列…中国の地方都市に残る過剰インフラ投資のツケ

国際 産経新聞 2026年02月01日 17:35
工事が全面停止、放置された橋脚の列…中国の地方都市に残る過剰インフラ投資のツケ

中国では民間の不動産開発投資だけでなく、地方政府のインフラ投資にもブレーキがかかっている。1月19日発表の2025年の実質国内総生産(GDP)は前年比5・0%増で目標を達成したが、中国経済を牽引(けんいん)してきた投資の落ち込みが目立った。過去の過剰投資のツケもあり新規投資に資金を回せない厳しい財政事情がうかがわれる。

中国南西部、広西チワン族自治区の工業都市、柳州市。幹線道路の中央部に、巨大なコンクリート製の橋脚が数キロにもわたり等間隔で並ぶ。「LRT」と呼ばれる都市交通機関の建設予定地だが、橋脚の間にレールはない。鉄骨がむき出しの橋脚もあり、駅とみられる建築物も建設途中で放置されていた。

中国メディアによると、地元当局は7路線124駅の総延長226キロを計画し、2016年に着工。投資額は当初の2路線だけでも186億元(約4200億円)だったが、金額が過大で計画もずさんだったため工事は22年に全面停止された。

「取り壊しにも費用がかかる」

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