「張り手をくらった」中道・野田氏、衆院選中盤情勢「自維300議席超」報道に驚き

政治 産経新聞 2026年02月02日 15:39
「張り手をくらった」中道・野田氏、衆院選中盤情勢「自維300議席超」報道に驚き

中道改革連合の野田佳彦共同代表は2日の文化放送番組で、8日投開票の衆院選(定数465)の中盤情勢を巡り、自民党が単独過半数を上回る勢いで日本維新の会とあわせて与党が300議席超をうかがうという一部報道について、「いきなり張り手をくらって目が覚めた」と語り、驚きを隠さなかった。

この中盤情勢は、朝日新聞が2日付朝刊で報じた。中道は公示前勢力の167議席から半減する可能性があり、国民民主党はほぼ横ばい、などとしていた。

これについて問われた野田氏は「朝刊を見てびっくりした」と述べた。他方、「街頭では、しっかり聞いてくれる人が確実に増えてきているという実感を持つことができる」と手応えを語り、「(選挙区は)接戦区がものすごく多い。接戦区で競り勝っていけば、劇的な変化も起こると思っている」と述べた。

衆院解散を断行した高市早苗首相に関しては、「今日も大雪だ。雪道をお年寄りや障害を持っている人が投票しに行くのは、どうみても無理だ。解散から投開票日まで史上最短の16日しかない。海外の人たちなどの在外投票ができない。投票所の入場券が遅れる。民主主義を後退させるような動きにもなっている。その意味では大義を感じない」と批判した。

首相の経済政策については「円安と金利上昇が高市首相になってからずっと続いている。マーケットが警鐘を鳴らすというか警鐘乱打になってきて、財政に対する心配をする声がある。それに対しては心配ないよというメッセージを出さないといけない」と強調した。

野田氏はこれまでに得票状況次第では「責任を取りたい」と述べており、接戦区を中心に票の上積みを図る考えだ。

これに関連し、国民民主は、自民が大勝すれば国会で握っていたキャスチングボートを手放すことになりかねないだけに、危機感を強めている。

榛葉賀津也幹事長は2日、東京都内で街頭演説し、ガソリン税の暫定税率廃止と「年収103万円の壁」引き上げを踏まえ、「(衆参両院で)過半数割れした少数高市内閣で国民民主が『行け』って言ったから政策実現して、みんなが『世の中が変わった』と言っている」と力説した。

榛葉氏は、自民の内情について「名前を言いたくないが、ニックネーム『ラスボス』って(人が)いたね。抵抗勢力だよ。そうした抵抗勢力が、あたかも高市さんと一緒に、積極財政の推進派みたいな顔をしている」と指摘し、「あんたこの間まで反対だったじゃないか。騙されてはいけない」と訴えた。

与党が目指す政治の安定に関しては「与党の国会議員の絶対的な過半数だろう。数の安定性で国民の生活が前に行くんだったら、(とっくに前に行っていたはずだ)。戦後80年間、自民が圧倒的過半数を持っていたのが何十年もあった。(その間に)1円でもガソリン税下げなかったではないか。103万円の壁は上がっていないではないか」と批判した。

榛葉氏は「高市さんの改革を進める人が当選するのは大賛成だ」とした一方、「結局、守旧派の自民がどんどんどんどん当選したらだめだ」と危機感を示した。そのうえで、「国民民主がいないと、何もできない」と述べ、支持を訴えた。

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