衆院選京都3区(京都市左京区、東山区など)は5人が論戦 立候補したのはどんな人たちか

政治 産経新聞 2026年02月02日 14:00
衆院選京都3区(京都市左京区、東山区など)は5人が論戦 立候補したのはどんな人たちか

1月27日に公示された衆院選で、京都府内6選挙区には計27人が立候補した。2月8日の投開票に向けて、物価高対策や消費税減税などを争点に論戦が続く。候補者の政策や人柄について選挙区ごとに紹介する。(届け出順)

樋口智氏(55)=参政新人

外食や食品製造現場で長年勤務し、政治に関心を持つ機会がなく、50歳までは選挙の投票にも行ったことがなかった。後に参政党の代表となる神谷宗幣氏が日本の歴史などを解説する動画に共感。今回の衆院解散を機に「人任せではなく、自分自身も政治に参加して日本を実際に変えていく必要がある」と一念発起し、立候補を決めた。

生活の満足度向上に向けて減税による手取り収入増加や、子育て世帯への給付金支給などを政策の柱に掲げる。出馬表明から選挙戦までは短期間だったが「ボランティアで活動する仲間とともに、無理をしなくても政治参加はできることを実現する選挙活動を展開していきたい」と語る。

京都には転職をきっかけに約5年前から定住。仕事柄、特技は料理で、特に自由にアレンジできる鍋や肉じゃがが「作るのも食べるのも好き」と明かす。

木村元紀氏(47)=維新新人

2度目の国政選挙への挑戦。維新は野党から与党の一員に立場は変わったが、「維新の存在意義」とする議員定数削減などの政治改革、将来にツケを残さない社会保障制度改革の2つを重点政策に掲げ「自民党だけでは進めにくい政策を推進できるのが維新だと訴えていきたい」と意気込む。

強力な前職が地盤とする選挙区で、前回は「惨敗だった」と振り返る。ただ、及ばずも票を投じてくれた約2万5千人の思いを受け止め、浸透を目指し地元での活動に注力してきた。政界には華やかな経歴の人も多いが、自身は公認会計士試験に4度挑むなど失敗や挫折を糧にしてきた人間と分析。どんな状況でもどっしりと構える「泰然自若」を座右の銘に掲げる。

趣味はゴルフだが、最近はあまりできていないのが悩み。小学3年の娘との外出やゲームがほっと一息つける貴重な時間だという。

西山頌秀氏(39)=共産新人

府議の経験を携え、初挑戦した前回の衆院選では約1万9千票を獲得するも、立憲民主党の牙城を崩すことはできなかった。中道改革連合の結党など目まぐるしく政局が変化する中、「今こそ左側で頑張る政党が必要。国民のためにぶれずに働く」と力を込める。

重点公約は「暮らしを思う物価高対策」。防衛費の増加に歯止めをかけ消費税減税の早期実現を目指す。「環境破壊につながる」として北陸新幹線延伸計画の中止を主張するほか、インボイス(適格請求書)制度の廃止も掲げる。

趣味は機動戦士ガンダムのプラモデル作り。「やり始めると気づけば夕方になっている」ほど熱中している。3児の父でもあり、家では手料理をふるまうことも。丼ものをよく作るといい、「麻婆豆腐もすぐご飯にかけちゃう」と笑う。元記者で「共感」を大切にしている。

繁本護氏(53)=自民元職

元衆院議員で岸田文雄政権時には財務政務官を務めた実績がある。衆参合わせて4度目となる今回の選挙戦だが「負けても負けてもへこたれない」と不屈の精神で挑む覚悟だ。

政治と向き合う上で大切にしてきたのは国民を基点とした政策を進めること。生産性の向上や成長投資を図りながら、働く人の所得が継続的に増える「強い経済」の実現を目指す。若者や共働き世代に向けた子育て支援策の強化にも力を入れることで「未来の日本や京都を支える好循環を作りたい」と訴える。

自宅では1歳児のパパとしておむつ替えに奮闘する日々を過ごす。趣味はドローン撮影で空撮もお手のもの。約2カ月前からはキックボクシングを始め6キロの減量に成功した。父の名前が「京三」のため、自身は「京都3区の子だ」と笑う。尊敬する人物は安倍晋三元首相。

泉健太氏(51)=中道前職

元代表として心血を注いできた立憲民主党からの離党に逡巡はしたが、自民党一強を打破する二大勢力化が必要という思いは初当選以来、変わらずに持ち続けている。「日本の力を掘り起こすため大きな勢力を作るという趣旨に賛同し、仲間とともに歩む」。中道改革連合に参加した思いをこう語る。

51歳にして国会議員歴は20年を超え、今回は10選を目指す戦いだ。ベテランの域に達しても市井の困りごとを知り、解決につなげるため現場に足を運ぶことを大事にする。大学生時代に自ら作った「答えは民の中にある」という言葉を常に政治家として心の中心に置いている。

趣味の一つは自転車。桂川サイクリングロードをさらに整備し、海外の観光客も親しめる道にしたいと意気込む。街頭演説前にペットのウサギととる朝食の時間が楽しみなひと時だ。

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