「なんで今やねん」 衆院選に便乗の大阪ダブル選、維新内に亀裂も

社会 毎日新聞 2026年02月03日 05:00
「なんで今やねん」 衆院選に便乗の大阪ダブル選、維新内に亀裂も

 「なんで今、出直し選なんかやるねん」

 衆院解散を受けて地元に戻った日本維新の会の前衆院議員は、複数の支援者からそう問い詰められた。大阪府知事だった吉村洋文氏(維新代表)の辞職に伴う出直し知事選は、解散前日の1月22日に告示された。

 吉村氏が再選されても、約1年2カ月後には再び知事選が行われる。前議員は「分からん。俺もさんざん吉村さんに聞いたけど、明確に答えてくれへんねん」と答えるしかなかった。釈然としない表情を浮かべる支援者に「決まった以上は一致団結して戦うしかない。なんとか協力してほしい」と頭を下げた。

 吉村氏と大阪市長だった横山英幸氏(維新副代表)が、市を廃止して特別区を設置する大阪都構想への「3度目の挑戦」を掲げて出直しダブル選を表明した15日夜、記者会見に先立って開かれた議員への説明会では厳しい声が渦巻いた。副首都法案のメドも都構想の案もない中で「なぜ今なのか」という意見が多かったという。

 矢面に立たされる市議団は説明会の直前、出直し選に「反対」を決議。前回市議選で都構想推進の負託を得ておらず、知事・市長選や市議選が行われる次の統一地方選で信を問うべきだとした。日中、永田町であった所属国会議員らの両院議員総会でも、反対26、賛成4の意思が示された。

 そうした事情もあり、会見場に現れた吉村氏と横山氏の表情は硬直していた。

 「僕…

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