JR山手線や常磐線で停電による運転停止が相次いだ問題で、金子恭之国土交通相は3日の閣議後会見でJR東日本に対し「公共交通機関としての自覚をもって、安全・安定輸送の確保に万全を期してほしい」と苦言を呈した。
山手線と京浜東北線は先月16日、田町駅(東京都港区)で行われていた夜間作業のミスで停電が発生し、始発から全線で運転を見合わせ。最大で8時間以上の遅れが発生し、付近を走行する東海道線をあわせ、通勤・通学客ら約67万3千人に影響した。
常磐線では30日午前7時前、上野駅(同台東区)での架線断線による停電が発生し、上野―土浦間の上下線などで運転を見合わせた。約7時間後に全線で運転再開したが、乗客23万人に影響した。
また、今月2日には、八丁堀駅(同中央区)の地下構内でエスカレーターで発煙があり、安全確認のため京葉線の上下線で一時運転を見合わせている。
金子氏は「多くの利用者に影響が出たことを大変残念に思います」と述べ、JR東に対し原因究明と再発防止策の検討を指示したと明らかにした。