トー横で睡眠薬販売容疑 背景に過剰摂取、20代女書類送検へ―警視庁

社会 時事通信 2026年03月03日 05:04
トー横で睡眠薬販売容疑 背景に過剰摂取、20代女書類送検へ―警視庁

「トー横」と呼ばれる一帯がある、東京都新宿区歌舞伎町=2月17日

 東京・歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一帯で、10代少女に無許可で睡眠薬を販売したとして、警視庁少年育成課は3日にも、麻薬取締法違反(向精神薬譲渡)容疑で、専門学校生の女(20)=神奈川県厚木市=を書類送検する方針を固めた。2日、捜査関係者への取材で分かった。

 トー横では、若者による薬のオーバードーズ(過剰摂取)が問題となっている。市販薬を万引きしたり、医師から処方された薬を譲渡したりするケースもあるとみられる。女は任意の調べに「余ったから売った。やってはいけないことだった」と話しているという。

 捜査関係者によると、女は昨年9月下旬ごろ、東京都新宿区歌舞伎町で、10代少女に対し、無許可で睡眠薬「サイレース」1錠を500円で売り渡した疑いが持たれている。

 女はSNSに「睡眠薬1錠余っているんだけど欲しい人いる?」などと投稿し、少女が「買いたい」と応じたという。2人はいずれもトー横に出入りしていた。

 女は睡眠薬について「トー横で知り合った男から買った」と説明。同課はこの男についても調べている。

 警視庁は今年1月、歌舞伎町で一斉補導を実施。睡眠薬など約600錠を所持したり、けいれんを起こして救急搬送されたりした10代少女らを補導しており、若者のオーバードーズを防ぐための警戒を強めている。

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