日本一暑い伊勢崎市が「暑さ対策ハンドブック」 熊谷市を参考に

社会 毎日新聞 2026年04月03日 10:45
日本一暑い伊勢崎市が「暑さ対策ハンドブック」 熊谷市を参考に

 昨年8月に日本の最高気温の記録を塗り替える41・8度を観測した群馬県伊勢崎市が「暑さ対策ハンドブック」を作成した。参考にしたのは、かつて最高気温記録を保持した埼玉県熊谷市による「熱中症に備えるガイドブック」。全国有数の暑さを課題とする両市長の意見交換から生まれた、新たな取り組みという。

 伊勢崎市の臂泰雄市長によると、熊谷市の小林哲也市長と面会した際に「暑さの一番は伊勢崎市に譲りました」と告げられ、共通の課題である暑さが話題に。熊谷市は2018年7月に当時の国内最高気温41・1度を記録した後、熱中症の知識、予防法、応急処置をまとめたガイドブックを作成し、全戸配布したとの先進事例を教わった。

 臂市長は「伊勢崎市も市民と一緒に暑さ対策に取り組んでいきたい」と考え、ハンドブックを作成することに。熱中症予防のポイントは押さえつつ、市民が一時的に涼める「熱中症予防シェルター」の場所を一覧にし、暑さの要因である地球温暖化対策も紹介するなど独自色を加えた。

 具体的には、シェルターに指定された市役所や支所、児童館、高齢者福祉施設など60カ所をリストアップし、給水器の有無、飲み物の自動販売機の有無とともに掲載。市ゼロカーボンシティ宣言に基づいて温室効果ガスの排出抑制を目指し、太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーの利用や公用車の次世代自動車導入を進めていることも紹介した。

 伊勢崎市のハンドブックはA4判、26ページで、1日から市のホームページで公開。製本も行い、4月中旬以降、市役所の情報コーナーや公民館、くわまるプラザ(保健センター)などに置いて閲覧できるようにする。学校などから要望があれば、追加の製本も検討する。市によると、暑さ対策のハンドブックの作成は県内の自治体では初めて。【遠山和彦】

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