国民民主党の榛葉賀津也幹事長は3日の記者会見で、イラン情勢を巡る日米関係など日本の外交について問われ、茂木敏充外相を評価した。「相当頑張っている」などと述べた。麻生太郎元首相が榛葉氏に対し、トランプ米大統領と対峙できる政治家として茂木氏の名前を挙げたエピソードを語った。
榛葉氏は「米国と欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)が崩壊したらどうなるか。必死で説得しているのは、日本の外務省、茂木氏だ。米国との外交でも茂木氏はいい仕事をしていた」と述べた。茂木氏が高市早苗首相とトランプ米大統領による首脳会談に同席して首相を側面支援したことが念頭にある。
榛葉氏は「わが国は今、より高まった中国の脅威にさらされている。米国の行動を批判するのは簡単だが、わが国の安全保障状況で、日米同盟なくしてわが国は守れない。ウクライナや台湾(を巡り)、ロシアも中国もやりたい放題だ。この国際情勢の荒波の中で日本がどう抗い安定させようとしているのか(が問われている)」と述べた。
日米首脳会談については「メディアは首相がホワイトハウスではしゃぎすぎではないか、とか、媚びている、と言うが、(首相は)必死になって米国を繫ぎとめようとしている(のだろう)。必死だと思う」と語った。
「トランプ氏は何を言うか分からない」と理由を挙げ、トランプ氏との会談経験がある麻生氏にトランプ氏の人となりを尋ねた際のことを語った。
麻生氏は「おい、榛葉な。(トランプ氏は)コロコロコロコロ話を変えて、あれはどうだ、これはどうだ、と聞いてくるんだよ。だから政府外務省の作った想定問答なんて役に立たないんだ。常に切り返して、アドリブで返さなきゃいけない。いろいろなことに関心がある。『(中国の)習近平(国家主席)ってどういう人ですか』。それに常に返していくんだ。これを切り返せるのは茂木だろうな」と話したという。
榛葉氏は、「苦しい日本の安全保障を支えるために外務省や防衛省が必死になっている」として、「言うべきことは言うが、足を引っ張らない」と改めて強調した。