中国共産党の馬興瑞・政治局員=2025年3月、北京(AFP時事)
【北京時事】中国共産党で汚職摘発を担う中央規律検査委員会は3日、馬興瑞・党政治局員を「重大な規律・法律違反」の疑いで調査していると発表した。違反の具体的な内容は明らかにしていない。馬氏は昨年7月に新疆ウイグル自治区トップの党委員会書記を退任したことが公表されたが、その後動静が途絶えていた。
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馬氏は宇宙開発の技術者出身。ロケット開発などを手掛ける国有企業、中国航天科技集団のトップや広東省長などを経て、2021年から新疆ウイグル自治区の党委書記を務めた。退任時には「別途任用する」とされていたが、党や政府の重要会議には姿を見せておらず、失脚が取り沙汰されていた。
政治局員は党上位の指導部メンバーで、22年10月の習近平指導部の現体制発足時には24人いた。だが、昨年10月にはメンバーだった何衛東・元中央軍事委員会副主席が汚職で党籍剥奪処分を受けた。軍制服組トップの張又侠・中央軍事委員会副主席も今年1月に規律違反の疑いで調査を受けていることが明らかになっており、馬氏を含め3人が失脚する異例の事態となった。