中国原発、施工ミス頻発 2011年以降200件超 原発専門家「常識で考えられない」

経済 産経新聞 2026年04月05日 23:27
中国原発、施工ミス頻発 2011年以降200件超 原発専門家「常識で考えられない」

中国の原発建設で施工ミスが頻発していたことが5日分かった。中国規制当局の報告書を共同通信が調べたところ、ずさんな工事や設備の欠陥などが2011~24年に少なくとも200件あった。世界初の次世代原発でも配管の設計に問題が見つかった。

国家核安全局が業界に出した文書によると、13年2月に紅沿河原発(遼寧省)で作業員が原子炉の冷却などに使う補助給水タンクの異常な変形を発見。設計図通りに作業がされていなかった。

寧徳原発(福建省)では11年9~11月に蒸気発生器の水圧試験で伝熱管溶接部からの漏れを検出した。同原発を含め計5原発10台超の蒸気発生器で類似の問題が発生。世界に先駆けて次世代原子炉「AP1000」を導入した三門原発(浙江省)と海陽原発(山東省)では、主配管で厚さや曲がり具合に問題が見つかった。

日本の原発専門家は「常識では考えられないミスがあり、件数も多い」と懸念した。【北京共同】

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