愛媛県警は6日、警察官や検察官を装った男らからの電話を受け、同県の80代女性が計約12億円を指定された口座に送金し、だまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として捜査している。警察庁によると、特殊詐欺の被害額としては全国で過去最高という。
県警によると、昨年10月30日ごろ、女性宅の固定電話に薬局店員を名乗る女から「あなたの保険証が不正に使われている」「警察につなぎます」と電話があり、電話を代わった石川県警の警察官を名乗る男から「あなたの身の潔白を証明するために協力する」と説明され、本物だと信じた。
SNSでのやりとりを持ちかけられ、男の同僚や検察官を名乗る男らに「あなたの口座で資金洗浄されている」「あなたの財産を調査する必要がある」などと言われ、昨年12月~今年2月に計8回にわたって約12億円を送金したという。
送金後、やりとりが途絶えたことを怪しく思った女性が愛媛県内の警察署に相談し、発覚した。