中国が台湾周辺で飛行させる軍用機や気球が、3月に通常より半減していたことが6日明らかになった。3月前半は飛行をほぼ休止し、ゼロの日が続いた。台湾周辺で軍用機飛行を常態化させていた中国軍としては異例の対応。専門家からはトランプ米大統領の訪中予定を意識したとの見方が出ている。
中国は飛行が減った理由を説明しておらず、米イスラエルとイランの交戦で原油価格が高騰したことを受け、燃料を節約するためだとの分析もある。
中国軍の動きを毎日発表している台湾国防部(国防省に相当)の統計を集計すると、3月に台湾周辺を飛行した中国の爆撃機や戦闘機、無人機、気球などは計約160機で1日平均で5・2機だった。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、中国軍は昨年、1日平均約10機を台湾周辺で飛行させていた。今年3月は半分の水準に減らしたことになる。(共同)