高木美帆「パッションが少しずつなくなっていると感じていた」 引退会見の一問一答

スポーツ 産経新聞 2026年04月06日 17:36
高木美帆「パッションが少しずつなくなっていると感じていた」 引退会見の一問一答

五輪のスピードスケート女子で計10個のメダルを獲得し、今季限りでの引退を表明していた高木美帆(31)=TOKIOインカラミ=が6日、東京都内で記者会見を開き、「本気になるものが自分にとってスピードスケートだった。人生で出合えたのはありがたいこと」と、さっぱりとした表情で語った。

近年は自身の求めるアスリート像から離れていっていることを実感していたといい、「アスリートとして挑む時間が減ってきているのなら、今が退くタイミング」と説明した。

今後は未定で、「いろんなことを経験しながら、思うままに進んでいきたい」と話した。会見には同じ所属のスノーボード男子ハーフパイプ・平野歩夢がサプライズで登壇し、高木に花束を渡した。

一問一答は以下の通り。

--今の心境

「現役を退くことに寂しい気持ちや、穴が開いてしまったような感じはない。今まで共に歩んできたスピードスケートとの時間がなくなるわけではないと、どこかで感じられているからかな」

--引退の理由

「もっと上に行こうというパッションみたいなものが少しずつなくなっていると感じていた。憧れたアスリート像をこの先全うすることは、厳しい」

--戦ううえで大切にしてきたもの

「どのレースにも全力で挑みに行くのは常々意識していた。年齢を重ねるにつれてしんどくなってきたこともあったが、最後まで大事にできた」

--印象に残っているレース

「いつまでも忘れないだろうなという悔しい思いをしたレースも印象的。あそこまで高揚した気持ちはこの先なかなか味わえないと思うような世界新記録を出した1500メートルのレースもある。1番を決めるのは難しい」

--今後について

「脳と体の関係や、健康寿命に興味がある。ノウハウを深めていけたら面白いのかなと思っている。目の前には真っ白な画用紙が広がっている感じで、眺めながらゆっくりする時間も過ごしたい」

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