立民杉尾氏、文春報道でサナエトークン追及も首相「関与ない。饅頭、靴下…一切承認ない」

政治 産経新聞 2026年04月07日 18:30
立民杉尾氏、文春報道でサナエトークン追及も首相「関与ない。饅頭、靴下…一切承認ない」

高市早苗首相は7日の参院予算委員会で、自身の名前入りの暗号資産「SANAE TOKEN(サナエトークン)」の発行や取引について関与を否定した。「高市事務所として発行主体側からサナエトークンが発行され、取引されることについて説明を受けていない。承認もしていない」と語った。令和8年度予算案採決に先立つ締めくくり質疑で明らかにした。

週刊文春は「高市総理側近(秘書)は暗号資産にゴーサインを出していた」との見出しで、サナエトークンの開発関係者の証言を報道。立憲民主党の杉尾秀哉参院議員が文春報道をもとに「発行への関与は」などとただした。

首相はサナエトークンについて「発行および取引に関与していない」と明言。「週刊誌の記事をもとに質問されていると思うが、サナエトークンが発行され、流通することについて(高市事務所は)誰も承知していないし、承認もしていない」などと繰り返した。

最近の自身の人気ぶりに伴って派生商品が続々と発売される状況に言及し、複雑な心境ものぞかせた。

「サナエ饅頭、サナエ靴下、サナエランチ、サナエコップ─。いろいろなものが勝手に売られている。壊れたりして消費者がケガするようなことがあっても、一切承認したこともなく、問い合わせを受けたこともなく、どうしようもない」

杉尾氏は、首相に対して「(文春報道の中身が)事実でないなら、訴えないとだめだ。訴えるのか」とも切り込んだが、首相は「仮に法令に違反する行為があれば金融庁で適切に対応されるべきもの」などと述べ、「現時点で状況を見守る立場だ」と語った。

杉尾氏は10回近く、サナエトークンと首相側の関係性をただしたが、首相は関与を否定した。文春は高市事務所の秘書が「暗号資産すごくいいね」と語る取引中の音声データも公開しているという。

杉尾氏は「音声データでは『暗号資産すごくいい』と言われている。総理の答弁はまったく信用できない」と述べ、自身の質疑を締めくくった。

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