阪神9-3ヤクルト(7日、甲子園)
阪神が本拠地甲子園での今季開幕戦を華々しく飾った。才木が力投し、森下と佐藤が豪快な一発。投打ががっちりとかみ合い、昨季のリーグ覇者らしい強さを見せつけた。
才木はエンジン全開だった。三回までは5連続三振を含む完璧な投球。四回に先制点を献上したが、切れのある直球とフォークボールを駆使し、六回に3者連続三振。「これが自分のスタイル」。相手のバットが空を切るたび、場内には感嘆の声がもれた。
昨季は決め球のフォークボールなど変化球の精度を欠き、オフは改善に努めてきた。8回3失点で降板したが、セ・リーグ記録に並ぶ堂々の16奪三振。投げているときは記録を知らなかったそうだが、「結果より内容がすごくよかった」と充実の表情を浮かべた。
打線も五回に森下が左中間席へ3号2ラン。佐藤も八回、開幕10試合目で待望の1号を放り込んだ。佐藤は「また、フェン直(フェンス直撃)かと思ったけど…」と苦笑いしたが、甲子園の幕開けにふさわしいアーチ競演。この日は甲子園名物だった風船飛ばしが新型コロナウイルス禍を乗り越えて7年ぶりに復活し、ファンもナインも勝利に酔いしれた。(嶋田知加子)