ダウ平均の下げ幅は一時400ドルを超えた。トランプ氏はイランとの交渉期限を米東部時間7日夜と設定している。7日朝には自身のSNSで「今夜、1つの文明全体が滅び、再び元に戻ることはない」と投稿し、改めてイランに譲歩を迫った。6日にはイランが停戦協議で合意に至らなければ、イランの橋や発電所を対象に攻撃すると警告していた。
米国はイランの主要な原油輸出拠点であるカーグ島の軍事施設を攻撃したと複数メディアが米東部時間7日朝に伝えた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、米国や複数の仲介国が45日間の停戦条件についてイランと交渉を続けているが、大きな進展は見られていないという。
7日朝の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近5月物は1バレル116ドル台に上昇する場面があった。停戦交渉が難航し、軍事衝突がさらに激しくなることへの警戒が高まっている。
7日朝に発表された2月の米耐久財受注額は前月比1.4%減と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(1.1%減)を上回る落ち込みとなった。中東の軍事衝突が始まる前のデータで、株式相場への影響はほとんどなかった。
ダウ平均の構成銘柄ではアップルやウォルマート、ホーム・デポが売られている。アムジェンとナイキも安い。半面、シェブロンとビザが上昇している。
ユナイテッドヘルス・グループが一時10.1%高となった。メディケア(高齢者向け公的医療保険)を民間企業が代行するプラン「メディケア・アドバンテージ」を巡り、米政府が保険会社への支払いを1月に提示していた水準から引き上げると6日夕に発表した。収益悪化への懸念が薄れ、買いが集まっている。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落して始まった。テスラや半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーなどが安い。