2025年大阪・関西万博でパビリオンを手がけた映画監督の河瀨直美さんが11日、大阪府泉佐野市でトークショーに登壇した。パビリオンは同市への移設が決まっており「誰かの思いが宿ったものが移設され、新たな価値観が生まれる」と今後の活用に期待した。
河瀨さんは移設の経緯について、万博の閉幕直前にパビリオンの受け入れ先を募集していたところ、万博会場で同市の千代松大耕市長に声をかけられたのがきっかけだったと明かした。建物の移設に先立ち、敷地内にあったイチョウの木を今月20日に市内に移植する予定だという。
パビリオンは「Dialogue Theater いのちのあかし」。廃校舎を再利用しており、万博では「分断」を解決する試みとして、初対面の2人による「対話」が、来館者が鑑賞する中、連日繰り広げられた。河瀨さんは移設後も「対話を大切にしていただけたら」と述べ、万博期間中と同様の企画を続けてほしいとの意向を示した。