京都市東山区の祇園で平成24年、軽ワゴン車が暴走して通行人7人が死亡、12人が負傷した事故から14年となった12日、現場近くで啓発活動が行われた。快晴で汗ばむ陽気となり、国内外の多くの観光客らでにぎわう中、警察官らが事故を風化させないよう交通安全や事故防止を呼びかけた。
京都府警東山署の署員や交通安全協会のメンバーら約30人が参加し、事故発生時間の午後1時すぎに黙祷(もくとう)。その後、現場となった四条通と大和大路通の交差点付近で、走行する車や自転車に「ストップ・ザ・事故」などと書かれた看板を掲げて注意を促したり、通行人に過労運転や居眠り運転防止のためのアイマスクやポケットティッシュを配布したりした。
同署の増谷仁志交通課長は「車の運転手や歩行者は基本的な交通ルールを守り、体調不良を感じたときには休むなど自分や周りの安全を第一に考えてほしい」と話していた。
啓発活動に先立って、10日には犠牲者を供養する地蔵が設けられた現場近くの檀王法林寺(同市左京区)で法要が営まれた。地元関係者や保育園児などが参加し、犠牲者の冥福と事故防止を静かに祈った。
事故は平成24年4月12日午後1時ごろに発生。てんかん発作を起こした当時30歳の男が運転する軽ワゴン車が暴走し、通行人ら計19人をはね、男も死亡した。