米首都ワシントンの連邦高裁は11日、トランプ大統領が進めるホワイトハウスのボールルーム(宴会場)建設工事を一時差し止めた命令について、審理が不十分だとして地裁に差し戻した。差し止めを猶予する期間を延長し、17日まで工事の継続を認めた。
トランプ政権側は、宴会場の地下には防空壕などを併設する計画で、建設工事は安全保障上も必要だと主張している。高裁はこの点を踏まえ、さらに審議が必要だとした。
宴会場の建設は、トランプ氏が解体したホワイトハウス東棟跡地で進められている。米国の歴史的建造物や史跡の保存に取り組む非営利団体が提訴。地裁は3月31日、連邦法で義務付けられる議会の承認を得るまで工事を一時差し止めるよう命じていた。
トランプ政権側は、宴会場の地下に「防空壕や医療区域、最高機密の軍事施設」を併設する計画があると裁判所への申し立て文書で明らかにしている。東棟の地下には「大統領危機管理センター」があったが、工事のために取り壊されている。(共同)