米イラン協議、合意至らず 停戦の行方、不透明に―「ホルムズ封鎖」で対抗・トランプ氏

国際 時事通信 2026年04月13日 06:20
米イラン協議、合意至らず 停戦の行方、不透明に―「ホルムズ封鎖」で対抗・トランプ氏

11日、イスラマバードで会談するバンス米副大統領(左)とパキスタンのシャリフ首相(AFP時事)

 【ワシントン、イスタンブール時事】米国とイランの代表団は11、12両日、仲介国パキスタンの首都イスラマバードで戦闘終結に向けた協議を行ったが、合意に至らなかった。原油輸送の要衝ホルムズ海峡の開放やイラン核開発を巡り、双方の主張は平行線をたどった。両国の緊張は続く見通しで、停戦の行方は予断を許さない。

トランプ米大統領、ホルムズ封鎖「即座に」開始 一時的な海峡管理狙いか

 トランプ米大統領は12日の協議後、イランが核問題で強硬姿勢を示したとSNSで不満を表明。米海軍がホルムズ海峡を「封鎖」する作業を開始すると明らかにした。海峡を通過する船舶をイランに対抗する形で管理し、通航の円滑化を図る構えだ。

 これに対し、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は海峡は依然としてイラン側の管理下にあると主張し、接近する艦艇を停戦合意違反と見なし、「厳重かつ断固たる措置が講じられる」と警告した。通航を巡る対立が先鋭化しつつある。

 米代表団を率いたバンス副大統領は協議後の記者会見で「中身のある議論を行ったが、悪い知らせは合意に至らなかったことだ」と説明。「イランは長期にわたり核兵器を開発しないという決意を見せなかった」と批判した。さらに「最終かつ最善の提案を残していく」と述べ、イラン側に譲歩を迫っている。

 一方、イラン代表団の一人で革命防衛隊出身のガリバフ国会議長はSNSに「相手方(米国)がイランの信頼を得られなかった」と投稿した。イラン外務省報道官は「重要な2、3項目で見解が異なり合意に達しなかった」と主張。「パキスタンや地域の友好国と調整を続ける」と語った。

 パキスタンのダール副首相兼外相は「今後も米イランの対話を促す役割を果たす」と表明し、双方に停戦順守を訴えた。

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