6月6日に長嶋茂雄さんを偲んで行われる追悼試合には、73年前に長嶋さんの母校、千葉・佐倉高(当時佐倉一高)と対戦し、長嶋さんから本塁打を喫した熊谷高OBの福島郁夫さん(89)も来場する。
当時は2年生エース。佐倉一高の練習を偵察したOBから「遊撃に体の大きな選手(長嶋さん)がいる。要注意だ」と助言を受けて武器の速球で勝負し、二飛、三遊間への内野安打の後、3打席目にバックスクリーンへ運ばれた。
「きれいなフォームではなくて、構えが大きく〝大根切り〟のようなスイング。足が速くて野性味のある選手だった。実は4打席目の中飛にも驚かされたんだよ」。打球はマウンドの福島さんが思わずしゃがみ込むほど低い弾道で伸び、フェンス手前で中堅手のグラブに収まった。