ロイター通信は14日、米国とイランが週内にもパキスタンのイスラマバードで戦闘終結に向けた2回目の協議を開く可能性があると報じた。イランの高官によると「日程はまだ決まっていない」という。
イランのアラグチ外相はフランスのバロ外相との会談で、前週末の協議では米国の要求が絶えず変化し合意に至らなかったものの、多くの課題で進展があったと語ったと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版が報じた。事態は流動的だが、米イランの交渉が続いていることは株式相場を支えている。
中東情勢を巡る不透明感がやや薄れたとして、米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近5月物は1バレル95ドル台と、前日終値(99.08ドル)を下回って推移している。ダウ平均の構成銘柄ではシェブロンが下落するなど、エネルギー関連には売りが出ている。
14日発表の3月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.5%上昇と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(1.1%上昇)を下回った。エネルギー価格の急騰を反映する結果になるとの見方があったが、「想定ほど深刻な内容ではなかった」(BMOキャピタル・マーケッツ)との声があった。もっとも今後影響が生じる可能性があるとして、相場の反応は限られた。
ダウ平均の構成銘柄では、衛星通信を手掛けるグローバルスターを買収すると発表したアマゾン・ドット・コムが高い。セールスフォースやマイクロソフト、エヌビディアが買われている。
一方、JPモルガン・チェースは下げている。14日に発表した四半期決算で1株利益が市場予想を上回ったが、持ち高調整売りが出ている。ベライゾン・コミュニケーションズやメルク、ウォルマートも安い。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は10日続伸して始まった。メタプラットフォームズやテスラ、データ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが高い。マーベル・テクノロジーとアーム・ホールディングスも上昇している。