米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が進むとの観測が引き続き相場を支えている。一方、上昇が続いた後で主力株に持ち高調整の売りが出ている。
トランプ米大統領はイランとの戦闘が終了に近づいているとの認識を示したと米FOXビジネスが14日夜に伝えた。2週間とする米国とイランの停戦を巡り、仲介国が期間を延長し、交渉を再開することに向け前進したとAP通信が15日報じた。
15日朝の米原油先物市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近5月物が前日終値の近辺で推移している。過度なリスク回避の姿勢が後退しており、株式の買いにつながった。大型ハイテク株やソフトウエア関連を中心に上昇している。
主力株への買いが一巡した後、ダウ平均は下落に転じ、下げ幅が一時100ドルを超えた。3月27日に付けた今年の安値から前日までに3369ドル上昇していた。相場が大きく水準を切り上げた後で、主力株の一部には持ち高調整や利益確定の売りが出ている。
ダウ平均の構成銘柄では、セールスフォースやマイクロソフト、IBMが上昇している。ナイキとアメリカン・エキスプレスも高い。半面、キャタピラーやシェブロン、コカ・コーラが下落している。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は11日続伸して始まった。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は3日続伸して始まり、1月27日に付けた最高値(6978)を上回る場面があった。