東京都大田区は、新型コロナウイルス禍で区立中学校の修学旅行に行けず、本年度で20歳となる区民に、1人1万円分の金券を配る事業を計画している。28日の定例記者会見で鈴木晶雅区長が発表した。
◆コロナ禍で「修学旅行に行けなかった」世代
計画では、2020年度に区立中を卒業した約3500人のうち区内在住者が対象。この代は、全区立中で修学旅行に行けなかった。本年度で20歳となるのに合わせ、旅行や食事などに使える金券を「おおた20歳の絆応援チケット」(仮称)として配る。
大田区役所(資料写真)
区は6月18日開会の区議会に関連の予算を提案する。5000万円前後の事業費を見込む。鈴木区長は「思い出をつくれなかった当時の中学生たちが、困難を乗り越えて20歳を迎えたことを祝いたい」と述べた。
区によると、2021年度の区立中卒業生も一部は修学旅行に行けなかったことを受け、来年度も同様の事業を検討している。(佐藤航)