阪神1―0DeNA(28日、甲子園)
投手陣が再三のピンチをしのぎ、阪神が2試合連続で1―0の勝利を収めた。DeNA打線に11安打を許しながら、5月だけで7度目の零封勝ち。両リーグトップのチーム防御率は2・11まで上昇した。
高卒3年目の左腕、門別が遠かった2勝目を手にした。5回8安打無失点と粘りの投球で、本拠地の甲子園では初勝利。4月6日の巨人戦以来の白星に「野手の皆さん、リリーフ陣に助けられた試合だった」と感謝を繰り返した。
二回以降は窮地の連続だったが、「気持ちの面で負けないようにした」。五回は連打などで2死満塁とされたが、緩急を駆使し、蝦名をフェンスぎりぎりの左飛に打ち取り、息をついた。前回5月7日の巨人戦は四回途中6失点でKO。2軍での再調整中は「一人一人、しっかりアウトを取っていく」ことを意識した。この日も5回で降板し、課題は多いが、20歳の左腕が先発陣の争いに加わってくれば、層はより厚くなる。
石井、及川、岩崎ら救援陣も無失点でバトンをつなぎ、チームは貯金を今季最多の8に伸ばした。藤川監督は「ゲームはタイトだが、乗り越えれば一気につかめるものはある」。接戦を力に変えていく。(嶋田知加子)