豪CPI、4月は前年比+2.4%と横ばい 追加利下げ予想変わらず

国際 ロイター 2025年05月29日 01:01
豪CPI、4月は前年比+2.4%と横ばい 追加利下げ予想変わらず

[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリア統計局が28日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇した。伸び率は3月から横ばいだったものの、市場予想の2.3%を上回った。保険料と休暇費用の上昇がガソリン価格の下落を相殺した。

コアインフレ率指標のトリム平均値は2.8%上昇し、3月(2.7%上昇)からやや加速。変動の激しい品目と休暇旅行を除いた指標も伸び率が2.6%から2.8%に拡大した。

それでも、これらの指標は中央銀行の目標レンジ(2─3%)になお収まっている。

医療費が4.4%上昇。これは通常4月に調整される医療保険料が跳ね上がったことが要因。休暇中の旅行・宿泊費も、イースターや学校休暇に伴う需要増により、5.3%上昇した。

一方、燃料価格は12%下落した。

4月の指標はCPIバスケット全体の一部しかカバーしておらず、サービスよりもモノに集中しているため、市場の反応は抑制的。豪ドルはほぼ変わらずの0.6440米ドル、3年債先物も96.60と横ばい。

EYのチーフエコノミスト、チェレル・マーフィー氏は「インフレの上振れリスクがほぼ消え、世界的な政策の不確実性が高まったままであることから、豪中央銀行は追加利下げを実施する可能性が高い」と述べた。

スワップ市場では7月利下げ確率が引き続き65%。第2・四半期CPIリポートが7月下旬に発表されてから開かれる8月会合での利下げは完全に織り込まれている。

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