ドコモ新料金「MAX」「mini」は改悪か改良か。受付終了予定のeximoやirumoと比べてみた

経済 Business Insider Japan 2025年04月24日 19:08
ドコモ新料金「MAX」「mini」は改悪か改良か。受付終了予定のeximoやirumoと比べてみた

NTTドコモは4月24日、新料金プラン「ドコモ MAX」「ドコモ mini」など、データ容量無制限や低容量などの4プランを発表。6月5日から提供を開始する。

新プラン提供に伴い、既存の「eximo(エクシモ)」「irumo(イルモ)」「eximo ポイ活」の新規受付は6月4日に終了する。ただし、オンライン専用プランの「ahamo(アハモ)」の提供は継続する。

なお、2017年6月に開始した割引付き料金プラン「docomo with」も2025年9月利用分への適用を持って提供を終了する。

ドコモの新プランの特徴を従来プランと比べながら解説する。

携帯電話4社のゴールドカードを比較してみた。各社の特色は?(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天対応) | Business Insider Japan

ドコモ MAXはいわゆるドコモのハイエンドプランだ。従来では「eximo」が担っており、ドコモ MAXはその後継となる。eximoもドコモ MAXも月間データ容量別に3段階の変動制料金となっている(以降、原則税込価格)。

通話料金は国内通話の場合30秒ごとに22円。かけ放題はオプションで申し込める。

1GBあたりの単価で考えるとドコモ MAXはかなり割高なプランだが、その分割引や特典が他のプランより充実している。

割引を考慮しない基本料金で比較すると、eximoよりドコモ MAXは値上げになる。月間1GBまでの利用であれば月額1403円、月間3GB以降であれば月額1133円、ドコモ MAXの方が高い。

そのため、移行してお得になるかどうか新設もしくは改定された割引を受けられるか、ついている特典を享受できるかにかかっている。

特典で言えば、今回の目玉である「DAZN for docomo」のバンドルは費用対効果が大きい。月額4200円が料金に含まれると計算するだけで、かなり割安に感じる。

また、追加料金なしの国際ローミング(最大30GB)も海外渡航の多い人にとってはお得に感じるだろう。同じような仕組みは、ahamoでも提供されているが、対象となる国や地域はahamoが91エリア、ドコモ MAXが211エリアとなる。

割引内容については、いわゆる家族割や光回線とのセット割はeximoと共通している。

長期利用割とドコモでんき割が新設。dカードお支払い割での年会費ありのGOLD以上のカードでの割引額が増加している形だが、新設・改定された割引分を全て足しても値上げ分を吸収できない。

やはり、ドコモ MAX契約のポイントは現状では「DAZN」頼りと考えていいだろう。

一方「ドコモ mini」は、低容量・低価格プランの「irumo」後継にあたる。月間の利用データ量が少ないユーザー向けのプランという立ち位置は変わらないが、容量の区分も合わせて大きく変わっている。

月間データ容量

ドコモ mini

irumo

0.5GB

なし

550円

3GB

なし

2167円

4GB

2750円

なし

6GB

なし

2827円

9GB

なし

3377円

10GB

3850円

なし

通話料金は国内通話の場合、30秒ごとに22円。通話かけ放題はオプションで申し込める。

特典と割引については、ドコモ MAXに比べると少ないが、dカードお支払い割はMAXと同等の内容になっている。

MAXとeximoとは違い、miniとirumoは提供されるデータ容量が違うので単純比較は難しい。

ただし、廃止された通話メイン利用を目的に設置されていた0.5GBプランはminiにないため、0.5GBプランを目的にirumoを契約していた人はドコモ miniに移るメリットはあまりない。

一方で、irumoで3GBプランおよび9GBプランを契約していたユーザーで、GOLD以上のdカードお支払い割とドコモ光回線もしくはhome 5Gのセット割、ドコモでんき割を適用できるユーザーは、3GB→4GBの容量増で価格据え置き、9GB→10GBの容量増で110円引きになるケースがある。

残るirumoの6GBプランのユーザーは、月間4GB以内のデータ量に収まっているのであればプラン変更で値段が安くなる。逆に6GBをそのまま使いたい場合は、値上げ前提で10GBプランへの変更を検討する必要がある。

今回、ドコモ MAXとmini以外にも「ドコモ ポイ活 MAX」と「ドコモ ポイ活 20」というプランも新設されている。

いずれもその名の通り、NTTドコモの運営する決済や金融サービスの利用で、共通ポイント「dポイント」が多くもらえるプランになる。

ドコモ ポイ活 MAXは、前述のドコモ MAXの特典や割引は同じだが、料金は段階制ではなくデータ容量無制限・月額1万680円の固定料金になる。

ドコモ ポイ活 MAXは現在提供中の「eximo ポイ活」の後継と言えるが、割引前の基本料金は1133円の値上げとなる。

一方、ドコモ ポイ活 20は新設されたポイ活プランで、段階制料金を採用している。データ容量月間20GBまでは月額7898円、20GBを超えると月額9570円となる。

ドコモ ポイ活 20の特典や割引は基本的にドコモ miniと同等だが、Amazonプライムの特典に関してはminiが最大3カ月間の割引なのに対し、ポイ活 20はMAXと同じ最大6カ月間となる(DAZN for docomoはバンドルしない)。

ドコモ ポイ活 MAXもポイ活 20もデータ容量無制限になる点は共通しており、20GBを超えるデータ容量を使った場合、ポイ活 20の方が月額2178円分抑えられる。

ただし、料金が高い分だけポイ活 MAXの方が還元されるdポイントの上限金額が高い。ポイ活 MAXは上限5000ポイント、ポイ活 20は上限2500ポイントとなる。

そのため、月間データ容量が20GB未満になるユーザーであれば、ポイ活 20の方がバランスが取れていると言える。

一方で、月間20GB以上使いたいユーザーは、dカードのd払いの利用状況次第ではドコモ ポイ活 MAXの方がトータルで考えるとお得と言える。

関連記事

記事をシェアする