眞白かのん 中国で登録者数190万人超え、日本がまだ知らない天才アイドル

経済 日経トレンディネット 2025年05月29日 07:01
眞白かのん 中国で登録者数190万人超え、日本がまだ知らない天才アイドル

※日経エンタテインメント! 2025年6月号の記事を再構成

注目のバーチャルタレントに、ニッポン放送の吉田尚記アナと一心同体の“バーチャル部下”である一翔剣アナが注目のバーチャルタレントに聞く連載。今回のゲストは、中国の動画共有サイト「bilibili」での登録者数が190万人超の天才アイドルVTuberである眞白かのんさん。2019年にVTuberデビューを果たし、同年引退を発表するも20年に復活。bilibiliでは、週6日の生配信のほか、日々のお出かけをリポートするVlogや歌ってみたなどの動画も投稿。25年3月には、「AnimeJapan2025」へ出演し、日本での活動にも期待が高まります。

――bilibiliで配信活動を始めた経緯とは?

眞白かのん 私を生み出してくださった絵師さんが、bilibiliで活動していたのがきっかけです。VTuberをやりたいなと思ったのですが、有名な事務所はオーディション必須だったので、私にはそういうのが向いていないからどうしようと考えていたんですね。そのとき、カワイイと思っていたイラストを描かれていた絵師さんに直接DMで「描いてくれますか?」と相談をして、1度お話もして。そこで、「YouTubeだけじゃなくて、せっかくならbilibiliでも活動してみない?」と言われ、やってみるかと活動を始めました。

――そこから注目が集まったのは、何かきっかけが?

眞白かのん 1度活動をストップして、再開したのが20年なのですが、配信が大好きで1年間は何もなくてもほぼ毎日配信を続けていて。登録者数14万人くらいの頃、親の影響でもともと大河ドラマが好きだったから、中国で有名な大型ドラマでNHKでも放送された『三国志』を配信で見たんです。そのリアクションをリスナーの方が切り抜きしてくださって、それがバズりました。半年くらいで登録者数が100万人くらいに…。とはいえ、気持ち的には10万、20万人の頃とあまり変わらず。いまだに配信が楽しいという気持ちで活動しています。

――どの部分が中国のリスナーに刺さったと感じますか?

眞白かのん 1番面白いと言ってもらえるのがリアクションです。私は中国語は完璧に話せないし、活動を始めるまでは海外に行ったこともなく、中国の知識もゼロ。それが逆に良かったのかなと思います。「日本の人って、中国のコンテンツを見てこういうリアクションを取るんだ」と受け入れてもらえたのかなと。

――自然なリアクションのほかに、大切にしていることは?

眞白かのん コミュニケーションです。友達と日常会話をするようにしていて。週6日3~4時間生配信しているのですが、毎回開始から1時間は雑談をして、そのあとで本編に入ります。ほかにも、私が好きなことを話すのだから、リスナーのみんなにも好きなことをコメントしてほしいと伝えているくらい、コミュニケーションを意識していて。その日の雑談の内容もコメントで決めています。

――週6日3~4時間の生配信はすごい配信量ですね。

眞白かのん 活動を始めたとき、配信を見てくれていたbilibiliの方が、「毎日配信してくれるのがすごく楽しい。会うのが日課になる」と言ってくださって。とくに用事がないときは、欠かさず生配信をしていました。ただ、それも無理しているとかではなく、配信自体が好きで、みんなと話したいだけ。私は友達と話すよりも、配信のほうが自分の素が出せるんですよ。オタクな一面を気にせず話せるから、私にとって大切な時間です。

――歌枠配信も頻繁にしていますよね。

眞白かのん 中国ではやっている日本の歌を中心に、週1回くらいは歌枠配信をしています。去年「Bilibili World2024」で、中国で人気の日本の神曲メドレーを歌うステージに立たせてもらったとき、宮本浩次さんの『冬の花』を日本語の歌詞のまま歌ったのですが、ファンの方が大合唱してくれて感動しました。それくらいみなさん日本の曲をすごく知っているので、リクエストされたら歌っています。

――Vlogは日本語と中国語を混ぜていますが、あえてですか?

眞白かのん あえてです。ずっと日本語で配信していたのですが、バズったときに、この先自分が活動を続けるには、中国語を学ばなければと思い、独学で勉強するようになって。とはいえ、限界もあり、今は週1回中国語教室に通っています。先生から「独り言でいいから中国語でしゃべって、習慣づけて」とアドバイスをいただいて以降、配信やVlogでも中国語を話すようにしていて。ただ、あとから字幕をつけるので、分からない単語や、自分の素の感情はあえて日本語で出しています。

――今後目指していることは?

眞白かのん ソロライブです。イベントなどで何回かライブはさせていただきましたが、その映像を見るとみなさんのコールの迫力がすごくて。自分のソロライブでこの声援を浴びてみたいという気持ちが芽生えました。オリジナル曲がまだ2曲だけなので、まずは自分の楽曲を増やしていくことも考えないといけないですね。

――3月には「AnimeJapan」へも出演。日本のファンを増やしたい思いも?

眞白かのん 理想は日本と中国にファンがいることなのですが…でも、私が1番大事にしているのは、今応援してくれているファンのみなさんを大事にすること。「AnimeJapan」のように日本でも活動のきっかけがあればうれしいと思いますけど、それ以上に、中国語を含め今まで自分が培ってきた知識を活用して、これからもっと中国で活動できたらいいなと思っています。

関連記事

記事をシェアする